【第1章】筋系・神経系・骨格系の構造と機能
第1問
筋の構成要素において、小さなものから正しく並んでいるものはどれか
A. 筋フィラメント→筋原線維→筋内膜→筋鞘(筋細胞膜)
B. 筋フィラメント→筋原線維→筋線維→筋線維束
C. 筋線維束→筋線維→筋内膜→筋外膜
解答&解説
解答B
出題頻度は高め。しっかり構成順序は覚えておこう。
引用元/ゴローちゃんねる
第2問
細い筋フィラメントは次のうちどれか
A.アクチン
B.ミオシン
C.筋原繊維
解答&解説
解答A
・アクチン(細い)
・ミオシン(太い)
第3問
次の構成のなかで大きい順に正しく並んでいるものはどれか
A. 筋→筋線維束→筋線維→筋原線維
B. 筋線維→筋線維束→筋原線維→筋
C. 筋→筋線維→筋線維束→筋原線維
解答&解説
解答A
第2問と同様に覚えておく。筋→筋線維束→筋線維→筋原線維の順
第4問
自分が発揮できる力よりも重いものを持つと、筋と関節の損傷を予防するために腱の中のセンサーが、
“筋に力を弱めろ"と命令を送る。このセンサーの役割を果たすものは次のうちどれか
A. ゴルジ腱器官(腱紡錘)
B. 筋紡錘
C. 末梢神経
解答&解説
解答A
損傷を予防するため、筋に力を弱めろと命令を送る腱の中のセンサーはゴルジ腱器官(腱紡錘)である。
※筋紡錘は筋の伸び縮みを監視するセンサー
第5問
トレーニングにおいて特に重要な感覚器官ではないものはどれか
A.筋紡錘
B.ゴルジ腱器官
C.錘外繊維
解答&解説
解答C
筋紡錘とゴルジ腱器官はトレーニングにおいて特に重要な感覚器官である(公式テキストp10)
第6問
中程度の酸化的能力と無酸素性能力を持つ筋繊維タイプはどれか
A.SO線維
B.FOG線維
C.FG線維
解答&解説
解答B
別名称での言い方と特徴を覚える。(どちらで問題がでてもいいように)
中程度の酸化的能力と無酸素性能力を持つ筋繊維タイプは、タイプⅡa線維(FOG線維)です。
名称 | 筋繊維 | 酸化能力 | 無酸素性能力 |
---|---|---|---|
SO線維 (タイプⅠ線維) | 遅筋 | ||
FOG線維 (タイプⅡa線維) | 速筋 | ||
FG線維 (タイプⅡX線維) | 速筋 |
タイプⅡ繊維の覚え方ゴロ
第7問
運動単位の動員には、決まった順序がある。これを運動単位の動員におけるなんというか
A.発火頻度
B.サイズの原理
C.伸張反射
解答&解説
解答B
第8問
神経系の最も基本的な単位はどれか
A.神経細胞
B.末梢神経
C.軸索
解答&解説
解答A
神経系の最も基本的な単位は神経細胞(ニューロン)である。(公式テキストp9)

第9問
骨格筋の活動をつかさどる神経系はどれか?
A.感覚神経
B.自律神経
C.体性神経
解答&解説
解答C
体性神経系は骨格筋支配。(公式テキストp9)

第10問
有酸素性代謝によってATPを生み出すものはどれか?
A.アクチン
B.ミトコンドリア
C.筋小胞体
解答&解説
解答B
ミトコンドリアはATPを産生する。
【第1章】まとめ
現場で聞かれることもあるよ!
- 少しトレーニングしただけで、筋肉がついた気がする!
- 筋肉痛が来ない…やっても効果がないのかな…。
- 中々代謝が上がらない。痩せない。効果がないんじゃ…。
肉眼解剖学(骨格筋)
- エクササイズ名でどの筋肉や関節を動かすかの理解
- 筋肉名からどのエクササイズが選択出来るかの理解
筋肉の部位は実際にやって覚えるのが1番
顕微解剖学
試験で問われやすいポイント
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筋繊維タイプ
試験で問われやすいポイント

タイプⅠ線維(SO線維)
収縮速度遅い(遅筋・赤筋) 酸化能力高い,疲労耐性高い
※筋肉が赤い理由→酸素を多く含むから。(赤血球は酸素を運ぶ)
タイプⅡa線維(FOG線維)
収縮速度速い(速筋・白筋) 中程度の酸化能力と無酸素能力、ある程度の疲労耐性 トレーニングにより変化させる部分
タイプⅡx線維(FG線維)
収縮速度速い(速筋・白筋) 無酸素能力高い 酸化能力低く疲労しやすい
運動単位
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運動神経とそれに支配される筋線維
- 一つの運動単位が支配する筋線維は全て同じタイプに属する
- 強い負荷に対して筋力発揮するために,2つの神経系メカニズムを用いる
→1つ目は『運動単位』を増やす(動員)こと
→2つ目はすでに活性化された運動単位の『発火頻度の増加』 - トレーニングにより動員する運動単位を増やすことが可能になる
運動単位の動員順(サイズの原理)
タイプⅠ線維→タイプⅡa線維→タイプⅡx線維
筋紡錘・ゴルジ腱器官(腱紡錘)
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筋紡錘
筋の伸び縮みを監視するセンサー
伸張受容器としてほとんどの骨格筋に存在する.特に急な長さの変化を感知する(伸張反射)
ゴルジ腱器官
腱の中にあるセンサー
腱の接合部に存在する.筋を損傷から守る役割
伸張反射・ゴルジ腱反射
高確率で出題ポイント!
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伸張反射
急激に筋が伸ばされると、筋の損傷を防ぐために、筋紡錘が反応し、筋を収縮させる
ゴルジ腱反射
自分が発揮できる力よりも重いものを持ったとき、筋と関節の損傷を予防するために、ゴルジ腱器官が、筋に力を弱めろと命令を送る。※筋トレにより、ゴルジ腱反射の働きは弱まる
骨粗鬆症と運動(ウォルフの法則)
・骨は課せられたストレスに適応する
・荷重負荷運動は骨密度を上げる(ウォーキングやレジスタンストレーニングは骨と筋肉を強化する)
(硬いものを噛むと歯も強くなる)