対策問題集応用編①

第1問

シット&リーチテストで評価をしている症状はどれか

a. インピンジメント症候群
b. 腰痛
c. 関節痛

解答&解説

解答:b(248)

股関節と下背部の柔軟性を測定、腰痛のリスクを評価する

第2問

体重 90kg・身長 165cm・この男性のBMIは

a.35
b.30
c.33

解答&解説

解答:c(228)

“BMI”=体重÷(身長×身長:単位はm)→ 90 ÷(1.65 × 1.65)= 33

第3問

体力評価の前に行うべきスクリーニングの項目ではないものはどれか

a.形態測定
b.PAR – Q
c.インフォームドコンセント

解答&解説

解答:a(164)

高頻度で出題される!

形態測定は体力測定前(もしくは同時)に行うがスクリーニングではない

体力評価の前に行うべきスクリーニング項目は他に→ PAR-Q・健康/ 医療質問票・インフォームドコンセント

第4問

皮脂厚測定について誤っているものはどれか

a.水中体重法による身体密度と高い相関関係を持つ
b.全ての測定は左側で行う
c.キャリパーの圧をかけてから4秒以内に記録する

解答&解説

解答:b(230)全て右側を測定する

右側+測定部位+測定方法の3点セット(実際に指でもいいから誰かにやってみると覚えやすい!)

腹部・肩甲骨下部・上腕背部の3点は正確に測定できるよう測定点を特定できるようにすること

第5問

PAR-Qについて誤っているのはどれか

a.PAR-Qには7つの質問がある
b.1つ以上「はい」と答えた場合には冠動脈疾患や整形外科的問題があると言える
c.2つ以上「はい」と答えた場合は医師に紹介する

解答&解説

解答:c(175)1つ以上

第6問

プローンダブルレッグレイズテストについて誤っているのはどれか

a.下背部の筋持久力を測定する
b.腰痛の潜在的リスクを予測する
c.回数を記録する

解答&解説

回数じゃなくて、”キープ力

解答:c(247)時速時間(秒)を記録する

第7問

次の体力測定項目のうち2番目にくるテストはどれか

a.プッシュアップ
b.40mスプリント
c.Tテスト

解答&解説

解答:b(212)

プッシュアップは局所持久力テスト
40mスプリントはスプリントテスト
Tテストはアジリティテスト

第8問

次の競技パフォーマンス向け体力測定の項目を適正な順序に並べた時、2番目にくるテストはどれか

a.アジリティテスト
b.局所持久力テスト
c.有酸素能力テスト

解答&解説

解答:b(212)最適なパフォーマンスと回復時間を確保するためガイドラインがある

アジリティテスト→局所持久力テスト→有酸素能力テストの順

競技パフォーマンス向け体力テスト項目の順序

  1. 安静時テスト
  2. 非疲労性テスト
  3. アジリティテスト
  4. 最大パワー、最大筋力
  5. スプリントテスト
  6. 局所持久力テスト
  7. 無酸素性テスト
  8. 有酸素能力テスト

第9問

一般的体力テストの順序で下記要素を実施するとき2番目に実施するのはどれか

a.筋力テスト
b.有酸素性能力テスト
c.局所筋持久力テスト

解答&解説

解答:c(212)

一般向け体力テスト項目の順序

  1. 安静時テスト
  2. 非疲労性テスト
  3. 筋力テスト
  4. 局所筋持久力テスト
  5. 有酸素性能力テスト

第10問

健康評価スクリーニングの目的でないものはどれか

a.既往症・冠状動脈疾患に関わる危険因子を特定する
b.特別な配慮を要する生活習慣因子を把握する
c.プログラム開始前に医師の照会を必要とする人を選別する

解答&解説

解答:全て正しい(164)

第11問

心拍数について誤っているのはどれか

a.安静時心拍数の平均は60-80拍/分で女性は男性より平均で7-10拍/分多い
b.60拍/分より少ないと徐脈に分類する
c.90拍/分より多いと頻脈に分類する

解答&解説

解答:c(223)100以上を頻脈と分類する

第12問

次のうち、最も信頼のできる安静時心拍数の計測時間はどれか

a.8 秒
b.15 秒
c.60 秒

解答&解説

解答:c(223)

一般に短い計測時間は運動中や運動直後の状況で用いる。
安静時心拍数の計測時間は誤差を少なくするため、長め(30秒や60秒)で行う

第13問

健康評価スクリーニングのツールとして誤っているのはどれか

a.PAR-Q(身体活動質問票)
b.健康/医療質問票
c.個人評価記録用紙

解答&解説

解答:c 体力評価(220)a・bは(164)

第14問

緊急時対応訓練の最低頻度はどれか

a.3ヶ月に一度
b.6ヶ月に一度
c.1年に一度

解答&解説

解答:a(S&C第4版:707)

第15問

フィットネス施設の緊急時計画に必要な要素はどれか

a.各職員の役割、義務が記載されていること
b.直接的なコミュニケーション経路(連絡体制)が確立されていること
c.AEDなど救急用資材を整えるとともに適切に使用するための訓練を受けていること

解答&解説

解答:全て正しい(S&C第4版:705-708)

第16問

クライアントがワークアウト中に足首を捻挫した。
受傷後48時間以内にクライアントが行うべき処置へのアドバイスとして、もっとも適しているのはどれか

a.足関節へのR I C E処置を継続してください
b.ぬるめの湯に浸かって関節可動域エクササイズを行ってください
c.痛みのない範囲で等尺性エクササイズを行ってください

解答&解説

解答:a(583)

第17問

ステーショナリーバイクの適切なシート高について正しいのはどれか

a.踵をペダルに置いたときに膝が伸びきっている
b.母趾球をペダルに置いたときに膝がやや曲がる
c.ペダルが12時にあるとき,膝と股関節の高さがほぼ同じである

解答&解説

解答:全て正しい(356)

第18問

スタビリティーボールプッシュアップのもっとも難易度を下げる方法はどれか

a.つま先にボールを置く
b.下腿にボールを置く
c.膝にボールを置く

解答&解説

解答:c(302)

※体幹部より遠位側に置くと負荷が強くなる

第19問

スプリットスクワットジャンプを行う際の誤りはどれか

a.カウンタームーブメントを用いて開始する
b.償却局面を最小限にする
c.直ちにジャンプを繰り返す

解答&解説

解答:全て正しい(479)

第20問

ウォーキングにおけるもっとも適切なガイドラインはどれか

a.上半身は股関節の真上に置く
b.まず踵から接地する
c.股関節と胸の間を往復する腕振りは前方への推進力になる

解答&解説

解答:全て正しい(359)

第21問

ランニングにおける腕の動作について正しいものはどれか

a.肩の力を抜いて腕を下ろし、肘を曲げる
b.前腕は腰と胸の間を動く
c.腕の振り上げが低すぎると前傾姿勢になる

解答&解説

解答:全て正しい(360-361)

第22問

プライオメトリックトレーニングのパワー発揮にとって、注意すべきもっとも重要なことはどれか

a.伸張局面の時間を最大化する
b.償却局面を最小限にする
c.減速局面の時間を最小化する

解答&解説

解答:b(446)

第23問

スタビリティーボールのサイズを決定する方法として正しいのはどれか

a.ボールに座った時に、爪先だけが床に接する
b.ボールに座ったときに、股関節と膝関節が90度に屈曲している
c.ボールに座ったときに、股関節より膝が低くなる

解答&解説

解答:b(283)

解説:腰痛症を持つクライアントの場合は(c)を選択する

第24問

ビハインドネックラットプルダウンを行う際にクライアントが首の痛みを訴えた、アドバイスはどれか

a.スピネイテッドグリップにしてください
b.ベンチのもっと前に座ってください
c.胸の上部にバーを引いてください

解答&解説

解答:c(318)

第25問

男性クライアントにおいてメタボリックシンドロームとされる定義ではないのはどれか

a.ウエスト88cm以上,空腹時血糖110mg/dl以上,HDLコレステロール50mg/dl未満
b.ウエスト85cm以上,空腹時血糖110mg/dl以上,HDLコレステロール40mg/dl未満
c.高トリグリセド血症150mg/dl以上,血圧130/85mmHg以上

解答&解説

解答:a(555)女性の分類定義

第26問

フォワードランジの際にクライアントが、踏み出した脚の膝に痛みを感じた。
この場合、アドバイスでもっとも適しているのはどれか

a.踏み出す脚をもう少し大きく前に踏み出してください
b.後ろ足の膝を地面に触れるまでおろしてください
c.エクササイズを中止する

解答&解説

解答:a(338-339)

第27問

フラットダンベルフライの補助としてもっとも適切な方法はどれか

a.ダンベルを補助する
b.肘を補助する
c.手首を補助する

解答&解説

解答:c(329)

第28問

レッグエクステンションにおける大腿二頭筋の役割としてもっとも適切なのはどれか

a.共同筋
b.主動筋
c.拮抗筋

解答&解説

解答:c(337)

第29問

トライセプスプッシュダウンにおける上腕三頭筋の役割としてもっとも適切なのはどれか

a.共同筋
b.主動筋
c.拮抗筋

解答&解説

解答:b(326)

第30問

妊婦のクライアントの運動中の絶対的禁忌の兆候はどれか

a.脹脛の腫れ
b.心拍数の増加
c.筋肉痛

解答&解説

解答:a(519)

第31問

過度の腰椎前弯による慢性腰痛を持つクライアントに対して、どこの柔軟性改善エクササイズを導入するか?
もっとも適したものを選べ

a.股関節屈曲筋群
b.股関節伸展筋群
c.股関節外転筋群

解答&解説

解答:a(586-587)

第32問

スプリットルーティンを用いて上半身の日と下半身の日に分けてレジスタンストレーニングを計画した場合、
もっとも適切なのはどれか

<上半身> <下半身>
a.水・金  土・日
b.火・水  木・日
c.月・木  火・金

解答&解説

解答:c(376)

第33問

オープンキネティックチェーンエクササイズはどれか

a.レッグエクステンション
b.レッグプレス
c.カーフレイズ

解答&解説

解答:a(600)

解説:四肢の遠位が遊離した状態のエクササイズをいう(vs クローズドキネティックチェーンエクササイズ)

・OKC:末端が自由

・CKC:末端が固定(チンニングの場合は手が固定部と考えること)逆立ちのイメージ

第34問

エクササイズ中に利用される主要エネルギー供給機構を決定する要因はどれか

a.継続時間 → エクササイズ様式
b.エネルギー貯蔵量 → 運動強度
c.運動強度 →継続時間

解答&解説

解答:c(37)

第35問

プライオメトリックトレーニングを始めて行うクライアントにもっとも適したドリルはどれか

a.両足その場ジャンプ
b.スタンディングジャンプ
c.スキップ

解答&解説

強度の低いエクササイズから取り組むこと

解答:全て(458-459)

第36問

85歳女性、買い物以外は主に家で座っていることの多い生活である。
最近階段を降りることに不安を感じエクササイズを希望した。

バランス能力改善のために最初に行うべきエクササイズとしてもっとも適しているのはどれか

a.スクワット
b.ランジ
c.レッグプレス

解答&解説

解答:c(514)

解説
まずは自重を支えてくれるマシンエクササイズから始める→体幹部の固定◎

覚えるコツ

自分が同じ立場だったら。という気持ちで考えると強度・負荷・種目のレベルに配慮した提案が分かる。

第37問

スーパーセット法でベントオーバーローイングと組み合わせる場合もっとも適切なエクササイズはどれか

a.ベンチプレス
b.懸垂
c.ワンハンドアームダンベルロー

解答&解説

解答:a(379-381)

解説:押すエクササイズと引くエクササイズを交互に配列する
(主動筋と拮抗筋を交互に配列する)=スーパーセット法

第38問

コンパウンドセットを取り入れた場合、フロントスクワットの後に配列する種目としてもっとも適切なエクササイズはどれか

a.レッグカール
b.パワークリーン
c.ダンベルランジ

解答&解説

解答:c(381-382)

解説:コンパウンドセット法は2種目のエクササイズが同じ筋群を鍛える種目を組み合わせる方法

余談:”compound”は、混合物・調合物という意味。
筋トレの場合は同じ筋群の種目をMIX(混ぜる)と考えよう。

第39問

肩インピンジメント症候群を有するクライアントに下肢のエクササイズとして、最も適切なものはどれか

a.オーバーヘッドスクワット
b.バックスクワット
c.レッグプレス

解答&解説

解答:c(333-334)

インピンジメント症候群は、肩関節の外転・外旋作用による痛みが多いので、これらを避ける種目を選択

肩関節の外転・外旋を含まない種目を選択する

シナリオ問題:第40問~第43問

23歳女性、小学校時代には陸上選手だった。このクライアントの内容を踏まえて問40~43に答えよ

・現在運動はしていない

・身長:165cm

・体重:68kg

・体脂肪率:26%

・安静時心拍数:70拍/分

・血圧:124/82g

・空腹時血糖:95mg/dl

・LDL:128mg/dl

・HDL:38mg/dl

・最大酸素摂取量:38.5ml/kg/分

・1RMベンチプレス:40kg

・1RMスクワット:100kg

・シットアップテスト(1分):47回

・シット&リーチテスト:2.5cm

第40問

クライアントは過去に神経性過食症と診断を受けた。神経性過食症の危険信号で正しいのはどれか

a.過度の運動
b.無月経
c.不整脈

解答&解説

解答:全て正しい(549)

第41問

最も改善が必要なのは次のうちどれか

a.心臓血管系持久力
b.下背部の柔軟性
c.筋力

解答&解説

解答:b(263)

第42問

このクライアントの冠状動脈疾患の危険因子はいくつあるか

a.1
b.2
c.3

解答&解説

解答:b(167)

第43問

このクライアントの初回面談に含まれるべきなのはどれか

a.PAR-Q
b.健康-医療質問票
c.生活習慣調査

解答&解説

解答:全て正しい(164)

シナリオ問題:第44問~第48問

45歳男性が初めてトライアスロンレースに挑戦。このクライアントの内容を踏まえて以下の問い44~48に答えよ

・1型糖尿病治療中だが、医者から運動の許可を得ている

・身長:176cm

・体重:80kg

・安静時心拍数:58拍/分

・血圧:140/94mmhg

・体脂肪率:15%

・12分間走:2.5km

・パーシャルカールアップテスト:3回

第44問

このクライアントのBMIはどれか

a.肥満Ⅰ
b.肥満Ⅱ
c.過体重

解答&解説

解答:c(228,252)

第45問

このクライアントの安静時心拍数の分類はどれか

a.良い
b.平均
c.劣る

解答&解説

解答b

解答:a(251)

第46問

低血糖の徴候として正しいのはどれか

a.視力障害
b.錯乱
c.発汗

解答&解説

解答:全て正しい(558)

その他の徴候として、”頻脈・めまい・痙攣・空腹・不安・失神・動悸・昏睡・頭痛など”

第47問

レース中に低血糖を起こしやすくする要因は何か

a.運動時間の延長
b.運動前の不十分なカロリー摂取
c.寒冷環境

解答&解説

解答:全て正しい(557)

第48問

改善が必要なのはどれか

a.心肺持久力
b.体幹の筋力
c.体組成

解答&解説

解答:b(246,262)

第49問

低体重の女性クライアントが、減量を目的としたエクササイズプログラムを希望した。
パーソナルトレーナーが最初に行うこととして最も適切なことはどれか

a.体力評価
b.摂食障害の疑いがあることを伝える
c.体組成評価を行う

解答&解説

解答:c(228―)

ストレートに言われると…

摂食障害の可能性や指標があったとしても、直接的ではなく体組成評価を行い、数値としての客観的評価を伝えることでクライアントとの関係性と信頼性を保つことが出来る。

第50問

有酸素性エクササイズプログラム(>60%Vo2max)を希望するクライアントの初回面談後に、
医師による許可が求められるのは次のうちどれか

a.LDLコレステロール値140mg/dl,45歳
b.44歳,父親は65歳で心筋梗塞を発症した
c.HDLコレステロール値40mg/dl,母親が66歳で心筋梗塞を発症した

解答&解説

解答:a(167)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次